今回は私、干柿づくりに挑戦してみました。 以前、ここのコラムでもご紹介しましたが、私の田舎は山口県です。 当時、私の家の畑には大きな渋柿がありました。 柿は、子供心にもとても楽しみでした。 昔は、樽に渋柿と肌温度のお湯を入れ、その樽ごと風呂の湯に浮かべ、風呂に蓋をして、一晩温めると、渋は抜けます。 一晩で大量にできるので、よくそうしていました。 一方で、よく干柿にもしました。 しかし、干柿は風通しがよく、日当たりもよく、雨に当たらない場所が求められています。 しかも、干柿になるまで2~3か月を要します。 手間暇はかかりますが、美味しさは格別ですね。 今回の干柿づくり挑戦につき、まずその干柿は、私がよく取引をしている大阪の「国華園」さんにお世話になりました。 干柿としては銘柄のこだわりの「徳島産の大和柿」を注文しました。 10キロで54個、たくさん入っていました。 そしてそれらを、私の畑の角に干すことにしました。 下準備として、支柱を組み立てて、屋根は波打ちの透明のエンビ板を取り付けます。 そして周りには雨避けの厚手のビニールを巻きました。 これで干場が完成です。 続いて、届いた大和柿の皮むきをコツコツと始めていきました。 これ大変かと思っていましたが、こういう作業は私は嫌いじゃないので、意外と楽しくできました。 54個を2時間かけて全て一人でむきました。 また、インターネットで勉強しましたところ、 「皮をむいて吊るす前に、雑菌の消毒のために、沸騰したお湯に10秒程度浸すといい」 と書いてありましたので、それも実行してみました。 それらすべての下準備が終わった大和柿を、干場に吊るして、ようやく完了です。 後日、ときどき45度の焼酎で霧吹きをして雑菌を消毒します。 さて、ここから干柿が完成するまでに約2~3か月を要しますが、なかなかその間を待つことが難しいのです。 私が子供のころは、ついつい待ちきれずに食べてしまうことがあるのですが、この干柿になる前の熟し柿の状態が、これまた格別に美味しいのです。 いつも私は干し柿になる前に我慢できずに食べてしまい、最終的に干柿になるのは数個程度でした。 今回もたぶん、干柿になる前に、孫たちのお腹に入っていくことと思います。 もし干柿になるまで残っていたものがありましたら、またここのコラムで紹介させていただきます。 |