<院長よりひとこと> 先日の明快塾で、なんとタケスエ歯科医院の患者さんである高橋さんが参加してくださいました。そのうえコラム執筆をお願いしたら、快く引き受けてくださいました。 「コラム史上初」となる患者さんによる本日のお話。どうぞお楽しみください♪********************************* 私はシェアって言葉が大好きです! 例えば、レストランで「これとそれとあれを注文して、シェアして食べようよ!」なんていう事、ありますよね。 そうすれば、それぞれのお料理をみんなで分け合って食べることになります。 1人1種類の注文だったら1つの味しか味わえないけれど、何種類かのお料理を注文してシェアすれば、みんなが色々な味を楽しめるし、そこから話題も広がりますね~♪ 先日10/20、私が参加させて頂いた明快塾での勉強会♪ これが、とにかくシェア !!シェア !!シェア !! シェアがいっぱいの明快塾でした♪ そして、キラキラの笑顔!元気いっぱいの挨拶! みんなめっちゃ明るい!めっちゃワクワクしてる! 「おはようございます!」「はじめまして!」 「今日はどうぞよろしくお願いします!」 会場入りした瞬間から、初対面の一般参加のこの私にも、色々な方が挨拶して下さったのにはびっくりでした。 外は雨風強くて寒かったけれど、会場内はほっこり暖かかったですね。 多少緊張していた私も、タケスエチームの皆さんが、他のドクターや歯科衛生士さん方を紹介して下さいましたので、ご挨拶させて頂きました。 ここで驚いたのが、一般だから、患者だから、歯科関係者ではないからという壁は全くなく、こちらが恐縮してしまうくらい「よくいらっしゃいました!」と歓迎して頂き、握手したり、ハグハグしたり(笑)… 楽しいご挨拶タイム~♪そして、明快塾スタート~!! しかし、ただひとつ私は気おくれしている事が… 私は特別「熱心に○○をしてます!」というような優秀な患者でもなく、むしろ歯磨きは下手だし、フロスもサボるし、口の中は問題だらけ…。 若い頃、病院の栄養士を約2年間くらいしていた経験はあれども、そんなことは昔々の話だし…。 そんなことがばれたら会場からつまみ出されてもおかしくない超模範的劣等生なワタクシ…。 今日はなるべくおとなしく、目立たないように参加しよう…と思っていましたが、しかし実際に始まってみると、同じテーブルの歯科衛生士さん方と同じテーマで同じ時をシェアし、楽しんだのでした! 各テーブル6人で1グループ、それが10グループくらいあったでしょうか。 スライド前の演者が症例を交えて講演を進めていく中で「では、どうしたら良いか各テーブルで意見をシェアしてみて下さい、どうぞ」となる。 「自分に出来ない事は指導しない」という前提があるので、みんなで色々考えをシェアし合う。 ディスカッションではない。 工夫、アイデア、経験、知識などを出し合いシェア。 だから正解は1つではないし、不正解もない。 どんな考えも意見も否定されることはない。 むしろ「うんうん、じゃあ、そこから先はどうしようか?」みたいに話が展開する。 だから私も知らず知らずのうちにシェアしていた(笑)! グループの一員になれた!(患者だけど)(笑) こんな私も参加出来てる~! 会場からつまみ出されそうにもなさそう~なんて面白いんだ、シェア!! …つまり10人患者さんがいたら、個々の患者さんの問題点も性格も10通り。 個々の患者さんの問題点を聞き出し、隠れたものは共に考え引き出す。 そして患者さんに気付いていただく。 共に患者さんと考え、それぞれに合った、出来そうな事からスタートすればいいという事。 気付き、見直し、実行、結果…。 そう言われてみれば私の通うタケスエ歯科医院でも1度も「こうして下さい」「こうじゃなければいけない」と言われた事はない…。 「こうしたらどうですか?」と指導というより歯科衛生士さんと一緒に考えたり…。 あ!! そっか!そのためのシェアなんだ! 初めから100点じゃなくてもいい為のシェアなんだ!と思いました。 そして、また各テーブルごとにシェアした内容を発表し、今度は会場全体でシェアする!! すごい!! これには驚きましたね~♪ こういう勉強会もあるんだ、シェアってこういう使われ方をするんだと思いました。 そして、参加者がまた自分の病院に帰ってからシェアすれば、またそれが新たな工夫、方法を生み出すのかなと思いました。 私はこの日、特に心に残ったのは共にシェアする素晴らしさ!!ですね。 その「共に」の中に自分も入る事が出来た!受け入れてもらえたんだ!という嬉しさをひしひしと感じました♪ 明快塾に参加させて頂き本当に感謝です! また、10/20というこの日をこんなに素晴らしい皆さんと共に時をシェア出来た事にも感謝! 新しい出会いに感謝!鶴見にも感謝!(笑)(^^)v ……………………………………………………………… この日、質疑応答の時に、途中テーマとは脱線いたしまして、少しだけ「若年性アルツハイマー」の母の話をさせて頂きました。 医療従事者の方々に聴いてもらいたかったからです。 夜、たまたまこの日が誕生日だった私は、弟夫婦からHappy birthday! の電話をもらった時、「今日、母さんの話をしたよ」と報告しました。 そうしたら、お嫁さんのヒョンジュが 「お姉さん、お母さんの事みんなに話したのもshareですよ!そして聞いてくれた人もshareです!たくさんshare良かったですね。素晴らしい誕生日なったんですね!お母さん喜ぶと思いますよ!」 そう言ってくれました。 (弟夫婦は共に人類学者です。高知県の大学で講師をしながら専門分野の研究を頑張っております。お嫁さんのヒョンジュは韓国出身アメリカ育ち。日本語も上手になってきました♪) |