もう1か月近く前の話になりますが、4月の上旬に、山口県の岩国に里帰りしてきました。 例年ですと、お正月とゴールデンウィークとお盆休みにはほぼ必ず里帰りしている私たち夫婦ですが、今回は、小学5年生になる私の孫娘が、「錦帯橋の桜が見たい!」と言うものですから…。 そういえば私も錦帯橋の満開の桜を見たことがないし、いつもと違う時期に帰るのもいいですし、なにより孫娘と一緒に旅行できる機会など滅多にないことですし、そんなわけで私たち夫婦は即OKを出し、夫婦2人と孫娘の3人で帰郷することになりました。 岩国の義母の家に着いてまず私たちが向かったのは、近所の長山公園。 私たちを待ち構えたかのように、見事な桜が満開、満開。 実に見事な古木の桜群です。 ここには大きな池がありまして、タケスエ歯科医院の現院長である私の息子が小学生の時にメートル級の大ナマズを釣り上げた場所です。 そのあと、その大ナマズは宮島の水族館に寄与しました。 翌日は、一番のメインとなる錦帯橋と吉川公園の桜散策。 ここ錦帯橋周辺には、ソメイヨシノをはじめとする約3,000本の桜が咲き誇り、 名勝錦帯橋と満開の桜が織り成す景観はまさに圧巻です。 日本さくらの名所100選にも選ばれており、毎年3月下旬から4月上旬にかけて、多くの花見客が訪れています。 私もこの季節に初めてここを訪れましたが、実に見事でした。 桜の樹の真ん中に竹が突き刺さっているものや、水平に倒れていてもなお開花している古木桜など、この古き良き城下町と堀と桜のハーモニーが素晴らしいこと! ここに来たいと言ってくれた孫娘に感謝・感謝! そして3日目は、厳島神社のある宮島へ行きました。 ここには何度も訪れていますが、いつ来てもいいもんです。 さて、宮島といえば「あなご」です。 いつもは並んでも食べたい美味しいお店に行くのですが、このときはお花見のピークで相当な混雑が予想されたので、今回は「あなご弁当」を買って、外で食べることにしました。 まずは厳島神社にお参りです。 家族、親族みんなと、うちのスタッフと、そしてご通院いただいている患者さんみなさまの健康と安全を祈願して…。 それから私たちは、宮島の最高峰の「弥山(みせん)」の頂上まで行ってみました。 標高535mの頂上までは、ロープウェイを2回乗り換えて、さらに100mほどの急坂を登りきらなければいけません。 この山頂までの道のりは、私たち70をとうに過ぎた夫婦にとってはかなりきついものでした。特に今年の2月に利き手の右手を骨折してまだギブスが取れていなかった家内にとっては大変だったようで、なんとか、なんとか、頂上にたどり着いたときにはもうへとへとでした。 やはりここ弥山の山頂からの眺めは最高です。 以前にここに来たときには、かなたに四国が見えました。 この日は残念ながら四国までは見えませんでしたが、瀬戸内海の美しい島々を眺めることができました。 ちなみに、くしくもこの日は私の78歳の誕生日の日でございまして、夜は皆でお祝いしてもらいました。 孫娘を独り占めできて楽しい思い出がいっぱいできた今回の旅行。 私はまずは80歳までの現役続行を目指して、また日々の診療に頑張ってまいります。 |