先日、妻と二人で「さっぽろ雪まつり」に行ってきました。 2月5日から11日まで開催されるこのお祭り、私も前から気になっていて、一度は行きたいと思っていました。いまから約2か月前くらいでしょうか、情報収集するためにJTBに相談に行った時のこと。 私を担当してくださった方が、たまたま昨年「さっぽろ雪まつり」に行かれたそうなんですが、大変な人ごみで、歩くのも大変だったそうです。 そのためその担当の方は、私たちに、雪まつりの1日前に札幌に入り、さほどお客さんの混まない初日から観て回るのがベストですと教えてくださいました。 そこで私は、教えていただいた通り、雪まつりが開催される一日前に札幌の入る2泊3日の旅行を申し込みました。 もちろん北海道に行く限り、「食」もどうしても楽しみたいので、2日間の夜の食事は「カニ」と「寿司」の人気店をあらかじめ予約しておきました。 そして忘れちゃいけない防寒対策。耳まで覆える帽子や、厚手の下着にスノーブーツなど、準備も万全にして旅に備えました。 さて第一日目ですが、新千歳空港に着いて、まずは「支笏湖の氷濤(ひょうとう)まつり」へ行きました。 支笏湖の湖水を吹きかけて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェが立ち並び、昼間は支笏湖ブルーに輝き、夜は色とりどりのライトに照らされ、私たちを幻想的な世界へ誘い込んでくれます。 それにしても、とにかく寒い、寒い。 ガイドさん曰く、氷点下6~8度くらいかと。 足元は凍りついていて滑りやすく、初日から北国の洗礼を受けました。 その日の夜は、札幌の有名なお寿司屋さん、大通り公園前の「すし処 佐藤」に行きました。 この道40余年の店主さんは、関東にはないこだわりのネタをたくさん出してくださいました。 マグロのいろいろな所、クジラ、しらこ、ウニも数種類、そして自家製カズノコなどを堪能させていただきました。 また店主さんのお話もとても楽しく、家内ともども大満足で、感動させていただいた一夜でございました。 2日目、いよいよメインとなる「さっぽろ雪まつり」初日です。 そもそも「さっぽろ雪まつり」とは、1950年に、地元の中高生が6つの雪像を大通公園に設置したことをきっかけに始まったそうです。 雪合戦や雪像展、カーニバルなどを合わせて開催し、5万人以上という予想以上の人出で大人気になり、以降、札幌の冬の行事として市民に定着していったとのこと。 今年で65回目を迎えるさっぽろ雪まつりは、みなさまもご存知の通り、例年250万人ほどの人出でにぎわう北海道の冬の一大イベントとなりました。 私たちが宿泊した「札幌東急イン」から大通公園までは歩ける距離でしたので、午前中に一回、全て観てまわりました。 雪の降る中、寒さと足元の悪さでヘトヘトになりましたが、さすがは天下のJTBです。 雪まつりの雪像の正面のホテル内に、エースJTBのお客さん専用のラウンジが用意されていました。 温かい飲み物と特製ミルククッキーのサービスに大助かり! ここで30分ばかり休憩し、室内からの雪まつり鑑賞を楽しみました。 実はここのラウンジからの眺めが一番の特等席だったかもしれません。 お昼は調べておいたラーメン屋で塩らーめんを堪能。 6人ほどしか座れない、小さな、あまりキレイとは言えないお店でしたが、こういうところの方が実は美味しいのです。 あっさりとした中にもしっかりと塩味が効いた、なかなかのラーメンでございました。 その後ホテルで休憩し、再び大通公園へ行きました。 午後は雪もやみましたので、今度はひとつひとつをじっくり鑑賞することができました。 スケートリンクでは、元女子フィギュアの伊藤みどりさんが、幼児を対象にスケートレッスンをしていたり、ちょうどオリンピックシーズンということもあってスノーボードでのジャンプを見せるデモンストレーションがあったり、吹奏楽の演奏があったりと、楽しい雪まつりを過ごすことができました。 夕食は、これまた楽しみにしていた活カニ料理専門店「自然郷」で、一人一匹、ぜいたくにいただきました。 カニには目がない私が頼んだのは、「毛ガニ一杯付と郷土料理コース」。 冷凍の毛ガニをいっさい使わずに選び抜いた毛ガニは、まさに他では味わえない旨味があり、食べごたえ十分で、大変満足いたしました。 最終日の3日目は、午前中は札幌駅のJRタワーの展望台に行ってみました。 地上160メートル、38階からの展望は素晴らしく、当日は晴天で眺めも最高。 ここJRタワーは、北都の展望を360度眺めることができ、新たな札幌の観光名所となっているそうです。 最後はここでのんびり過ごし、最高の旅の締めくくりをすることができました。 私も妻も元気なうちに、日本中いろんなところを旅して回ってみたいものです。 |