タケスエ歯科医院は横浜市戸塚区 JR戸塚駅西口トツカーナモール2F。自由診療 インプラント歯科 審美歯科 矯正歯科を専門に丁寧な診療・治療を行っています。

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インプラント治療

◆インプラントの構造 ◆従来の治療法との違い ◆失われた歯の本数によるインプラント治療の違い ◆インプラント治療の流れ

インプラント治療は、失ってしまった歯の替わりに、チタン製の人工の歯根を顎の骨に埋め込み、 その上に人工の歯(上部構造)を取り付ける治療です。往来のブリッジや入れ歯の治療と違い、健全な歯を守り、 自分の歯と同等の機能を再現することができる治療です。

インプラント治療をお考えの方に

インプラントの構造

フィクスチャー チタン製の人工歯根のことをいいます
上部構造 フィクスチャーの上の取り付ける人工の歯のことをいい、
アバットメントとクラウンからなります。
    ・アバットメント フィクスチャーに直接連結させる金属
(またはジルコニア)の土台をいいます
    ・クラウン そのうえに取り付けるかぶせもののことで、
通常の歯にかぶせるものと同じです。
従来の治療法との違い

わかりやすいように、まず歯を1本失った時の治療法をご説明いたします。
通常、歯を1本失った場合には、「部分入れ歯」か「ブリッジ」か、もしくは「インプラント」のどれかで治すことになります。
それぞれの利点と欠点をみてみましょう。

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(1)部分入れ歯

取り外し式の部分入れ歯(1本義歯)を取り付ける方法です。

<利点>

治療費は最もお安くなります。
治療期間は最も短くてすみます。
取り外し式のため、外してお掃除することができるため、お手入れは楽です。

<欠点>

入れ歯のバネが目立つため、見た目はあまりよろしくありません。
慣れるまでには異物感と違和感がございます。
入れ歯では、ブリッジほど硬いものを噛めるようにはなりません。
入れ歯のバネが、両隣りの歯にかかるため、この両方の歯に過剰な負担がかかってしまいます。
(2)ブリッジ

なくなった歯の両隣りの歯を削って、3本分の固定式のブリッジを取り付ける方法です。

<利点>

入れ歯に比べると、かなり硬いものまで問題なく噛んでいただけるようになります。
固定式のため、いちいち取り外すわずらわしさがございません。
見た目がよく、自然感のある仕上がりになります。
違和感や異物感なくお使いいただけます。

<欠点>

ブリッジにするために、両隣りの歯の頭の部分を削らなくて歯いけません。
両隣りの歯がすでにかぶせてある場合はともかく、これらが何も悪くない健康な歯の場合には大きなデメリットとなります。
ブリッジの支えとなる両隣りの歯は、今まで以上に大きな咬み合わせの負担を担うことになります。
もしも将来、ブリッジの支えとなるこのどちらかの歯になんらかの問題が生じた場合、 またブリッジごと治療をやり直さなければいけなくなります。
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(3)インプラント

歯がなくなった部分の骨の中にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込んで、そこに人工の歯を連結させる方法です。

<利点>

両隣りの歯を全く触ることなく、なくなった部分のみを補うことができます。
骨の中に直接フィクスチャーを埋め込むため、ブリッジよりもさらに硬いものまで噛んでいただけるようになります。
固定式のため、いちいち取り外すわずらわしさがございません。
見た目がよく、自然感のある仕上がりになります。
違和感や異物感なくお使いいただけます。

<欠点>

フィクスチャーが骨と完全に結合するまでに数カ月間待たなければいけませんので、その分治療期間は長くかかります。
3つの中で治療費は最も高くなります。
インプラント治療をお受けいただくために手術をお受けいただかなければなりません。
骨の状態(量や質、硬さ)によっては、インプラント治療が受けられない場合があります。
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失われた歯の本数によるインプラント治療の違い

インプラント治療は、歯が1本のみが失われた場合から、全ての歯が失われた場合まで、 あらゆる症例のニーズに応えることができます。

①歯を1本のみ失われた場合

さきほどの説明と同じく、両隣りの歯を全く削ることなく、歯がなくなった部分のみインプラントを埋めることによって、 機能的にも審美的にも回復させることができます。

②歯を複数失われた場合

歯を複数失ってしまった場合でも、インプラント治療で回復させることが可能です。この場合は、なにも失われた本数分のインプラントを埋めなければいけないわけではなく、下図のように飛び飛びにインプラントを埋め、歯の部分(上部構造)をブリッジタイプにして治すこともできます。

③全ての歯を失ってしまった場合

従来であれば「総入れ歯」以外には方法はございませんでしたが、この場合でも複数のインプラントを埋めることによって、固定式の歯を取りつけることもできます。

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インプラント治療の流れ

では、実際のインプラント治療はどのように進められていくか、実際の症例写真と模式図を合わせてご覧いただきましょう。

①全身状態の診査

インプラント治療をお受けいただくのに十分に健康な状態でおられるかどうかを問診などで診査します。 必要に応じて、内科主治医と連携をとったり、血液検査をお受けいただくこともございます。

②口腔内診査

お口の中の綿密な診査を行い、おおまかな骨の幅や量、他の歯の健康状態、咬み合わせの関係などを調べます。

③診断用ステント製作


インプラント治療を行う前には「診断用ステント」いうマウスピースのようなものを製作します。
診断用ステントとは、インプラント治療によって獲得したい歯の理想型を模倣したものです。
CT撮影時にお口の中にこの診断用ステントを装着し撮影を行います。
診断用ステントの歯の部分は、レジンにバリウムを含有させて作ります。このことによって、CT画像にこの歯の部分が明確に映るようにするのです。

④CT撮影

通常のレントゲン写真(デンタル・パントモ)は2次元画像なので、正確な骨の幅や量、さらには神経の位置を把握することができません。
そのため、当院では必ず術前に3次元画像であるCT撮影を行い、インプラントを埋める位置の骨の状態を精査します。
この際に診断用ステントを取りつけて撮影を行います。

⑤画像診断

撮影したCTデータをもとに「Simplant」という画像診断ソフトを使い、骨量・骨幅、骨密度、さらには神経や上顎洞の正確な位置を把握します。
それらの情報をもとに、治療前のシュミレーションを行い、どのサイズのインプラントをどの角度で埋入するかを決定します。

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■ インプラント一次手術
①肉切開

通常の歯の治療のときに使う局所麻酔を行い、歯ぐきを一部切開します。

②歯肉剥離

骨膜起子という器具を使って、歯ぐきを一部めくって、骨の部分を露出させます。

③ドリリング

インプラントのフィクスチャーのサイズに合わせて骨を削ります。

④フィクスチャー埋入

フィクスチャーを骨の中に埋め込みます。

⑤歯肉縫合

歯ぐきを元の位置に戻して、糸で縫い合わせます。これにて一次手術が完了します。

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■ インプラント二次手術
⑥二次手術

約3~4ヵ月後、骨の中に埋めたフィクスチャーに上部構造を取りつける処置を行います。

⑦ヒーリングアバットメント装着

フィクスチャーにヒーリングアバットメント(仮の土台)をとりつけます。
これは一次手術に比べると非常に簡単で、20分程度で終了いたします。

⑧歯肉縫合

再び糸で縫合します。
なお、これをレーザー治療で行う場合には、歯ぐきを切開する必要もございません。

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■ 最終補綴
⑨最終印象

インプラントの歯(上部構造)を作るために精密な歯型を取ります。

⑩アバットメント装着

上部構造の土台となるアバットメントを取りつけます。

⑪上部構造(クラウン)装着

最終的にかぶせものを取りつけて治療は完了します。

いまでは「自分の歯を同じように何でも美味しく噛めるようになった」と大変喜んでいただいています。

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■ 実際のインプラント手術風景

実際のインプラント手術風景1
実際のインプラント手術風景2

タケスエ歯科医院では、実際のインプラント手術ではご覧のように一般の外科手術を行うときと同じように手術用のガウンを装着して、徹底した滅菌をほどこされた清潔な状況のもとで行います。

なぜなら、インプラント治療の成否の多くは、この手術中の感染の有無にかかわってくるからです。
通常の虫歯治療と同じような感覚でインプラント手術を行う歯科医院も多いようですが、そのような治療を行っておりますと、どうしても術中の感染のリスクが高まってきて、結果的にはインプラント治療の成功率を下げてしまうことにもなります。

このような私たちの物々しい格好をご覧になりますと、中にはびっくりされる患者さんもおりますが、これはなにもこれから大変な処置を行うからというわけではなく、インプラント治療を行うに際して、私たちが出来うる限りの感染のリスクをなくすための努力と準備をさせていただいているのだとご理解いただけますと幸いです。

2010年4月からオープンした新医院では、インプラント治療用の手術室も完備しております。
このことにより、今までよりもさらにインプラント治療時の滅菌・消毒を徹底することができ、みなさんにもより一層ご安心いただいてインプラント治療をお受けいただけるようになりました。

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