日本の保険制度による歯科治療は「制限診療」です。治療法ひとつにしても、使用材料にしても、全てに制限があります。そのため、私たち歯科医師がどんなに望んでも、患者さんに必要な最善の治療が行えないことがあることも事実です。
さらに、保険制度には、私たち歯科医師の「技術」に対する評価が全くありません。どの程度のレベルの治療をしたかは全く点数には反映されないのです。つまり、「与えられた制限の中でもベストを尽くした治療」も「適当にやった手抜き治療」も、「卒業したてのドクターが行った治療」も「名医と呼ばれるドクターが行った治療」も、処置内容が同じなら全て同じ点数なのです。これでは患者さんもどの歯医者さんに行ったらいいかわからないでしょうし、私たち歯科医師の技術の向上も見られなくなります。
私たちはこれらの制約にとらわれず、常に患者さんお一人お一人にとって最善と思われる治療を、最高の水準の技術で提供してまいります。